「夜明けのすべて」
監督:三宅 唱
原作:瀬尾まいこ「夜明けのすべて」
脚本:和田清人 三宅 唱
主演:松村北斗 上白石萌音
本屋で見たときに原作本を買うか、映画館で見るか。
悩んだ結果、やたらテレビで特集が組まれていたようでサブリミナル的に映画館で見ることを余儀なくされました。
主演が朝ドラ俳優二人の再共演だったことも一つです。
少し前に見た映画なのでうろ覚えですがネタバレ回避にはちょうどいいですね。
主演の二人はPMSとパニック障害、それぞれ違う社会への生きづらさを抱えていて、
というあらすじは公式のわかりやすいのを見ていただくとして、
映画の感想を書くにあたって参考までにいろんな人の感想を見てみましたが、見る人によってとらえ方や刺さったポイントが全然違うなと思いました。
書いている自分も全く違う感想を持っていたりします。
(うろ覚えなのでそういうシーンは全くないのかもしれません。)
それぞれが人知れず抱えている不安。
夜になり、明日が近づいてくるとそういう「孤独」が大きくなって、眠れぬ夜を過ごすことも。
そんな時、
この世界のどこかで同じことを考えている人がたくさんいるんだろうな。
と考えてみる。
その瞬間だけ、名前も知らない誰かと通じたような気がして、一人じゃないんだと勇気をもらえる気がする。
そして、心にも「夜」があるから人の抱える「星」に気付き寄り添うことができる。
そんな印象を受けました。
エンドロール中に、松村北斗さんが演じる山添の、お前こんな奴だったっけムーブが見所です。
日曜日の夕方、サザエさん症候群なりかけの時に見ると最強のお守りになる映画です。
原作はもう少し後で読みます。