運営してから約一年になるホームページ、またそのブログですが、新しいバリエーションが欲しくなってきたので早速スタッフブログやってみます。
初回はおすすめ本の紹介。
「もっと菌根の世界 知られざる根圏のパートナーシップ」
編著 齋藤雅典
農業を始めてから畑の上にできるもの野菜ばかり気にして、その下。土の中に目を向ける時間がない。
けれどその下に一度目をやると何か大切なものが隠されている気がする。
そんな感情から手に取ってみた本です。
共生とはWIN-WINの関係を築くこと。
植物と菌もお互いの得意分野がありサポートし合っているというのはどこかで聞いたような話です。
この長年にわたり結ばれてきた相互扶助の精神で今日の地球の緑は成り立っているそう。
ところが読み進めていくと不穏な空気が…
菌を出し抜いて巧妙な手口で自分だけ得しようとする植物もいるんだとか。
さらには植物には相性の良い菌を呼び出すシグナルなんかがあったりして意外と地下はお祭り騒ぎなのかもしれません。
その前著もご紹介。
こちらの方が農業を前提としたとらえかたができイメージが入ってきやすく、しかしながらも「もっと菌根の世界」の方は前著よりも多数の研究者による執筆があるのでワクワクしながら読むことができました。
どちらも地上より地下の方が大事じゃん!と思わせてくれる2冊でした。
今回は農業というジャンルから大きく外れていない植物や菌に関する本の紹介でしたが、そういうのも交えつつ普段読んでいる本とかを紹介していこうかなと思います。
他の従業員も参加し、たくさんのスタッフブログが溜まればメニューから飛んでいけるスタッフブログ専用ページを作成したいと思います。
農業をやっている人の人となりを少しでも身近に感じていただければ作戦成功です。
どうぞ宜しくお願いします。
そんな感じで今日もせっせと栄養たっぷり、菌もたっぷりの堆肥を運びます。