一面に広がる田園風景に、ぽつぽつと怪しい影。
軽トラに積まれるは、「クサネム」と呼ばれる水田雑草です。

クサネムはマメ科の植物で草丈が150cmにもなります。
稲刈り目前の時期から稲の背丈を越えはじめ、突如として水田風景に現れたように見えるこの雑草。
稲刈り作業中にコンバインに茎が絡まったり、クサネムの実が籾の大きさと似ているため、混入リスクがあったりと、厄介なところが多々ある雑草。
休み時間にもなれば、来年はこういう除草体系にした方がいいとか、新しい除草剤を使おうとか、稲のことよりも雑草の話が多いのが農業のリアル。
毎年毎年、農家と雑草の知恵比べで勝ち越すような年なんてめったにないけれど、雑草を制するようになればもっと効率良く、もっと大規模にやっていけるんだろうなとあれこれ思考するのが楽しいなんてこともあります。

雨風とともに徐々に傾いていく稲穂。
倒伏米の代名詞「コシヒカリ」まで天気が穏やかであることを祈ります。