今朝方、雨とも言えない、表面だけを濡らすような降水現象がありました。
そんな水さえありがたいと思ってしまう、晴れの日が続く毎日です。
先週に引き続き、今週も草取りがメインな仕事。
草を掻き消していると、たまに発見する倒れたネギ。
根元を見てみると。
虫にかじられた痕跡。
「ネキリムシ」というそのままの名前の幼虫の食害です。
それが悪いことかというと、難しい問題。
もしかしたら葉の色が濃かったり、病気になりそうな弱ったネギを見つけて食べているというような、「自然の間引き」なのかもしれません。
「間引き」と同じく食べられたネギのサイドにある食べられなかったネギは太るスペースが与えられて別段収量も落ちません。
この圃場のネギは、あえて追肥を行わず色がさめて、小さい作り。
しかし今のような雨が降らない日が続くような環境では、葉から蒸散する水分量がおさえられ、乾燥に強く、葉色が薄いので菌や虫の餌になりにくいのではないかと考えています。
畑の絶妙なバランスをとることこそ農業という仕事なのではないかと思います。