「田ぶち」とよばれる田植え前の耕うん作業。
「田うち」といったり「田起こし」といったり。
様々な言い方があるようで、「田ぶち」という言い方もどの地域まで広がっているか定かではありません。
田ぶちの跡は藁と土がかき混ぜられることによって、べったりとしていた土が空気を含んでフカフカに。
有機物の分解促進と、乾土効果によるアンモニア態窒素の発生が狙いともいえますが、田ぶちしないと次の作業ができないよね。っていうのが実のところ。
当たり前の作業の中に、収量・品質をあげるコツがあるわけです。
和田郷地の田んぼを見渡してみるとあちこちにトラクターが。
ドリーム和田以外のトラクターが何台もあって、全部赤いクボタのトラクター。
この時期の和田郷地はクボタの展示会みたいです。
田んぼの前にそびえたつ物体。
こちらはレーザーレベラーをかけている圃場。
「レーザーレベラー」とは圃場外の発信機で田んぼの均平を測り、トラクターにある受信機でその信号を受け取って、レベラー部を上下することによって田んぼをならす作業です。
田んぼが均平じゃないと水を張った時に深さにバラつきが出ます。
生育をそろえたり、一様に乾かしたり、雑草対策にもなる大事な作業。
ここはベテランの方にお任せで、田ぶちの何倍もの速度で田んぼがならされていきます。
(動画の中にも4台のクボタトラクター。)
終始肌寒い一日となりましたが、種もみの乾燥も無事終了。
来週第4回目。最後の播種作業。