• 新潟市江南区にあるお米と野菜の会社

    陽が出ると昨日の雨がなかったことのように、田畑の土はカラっと乾き、今日は絶好の農業日和。

    そんな動きやすい天気だと、聞きしにも過ぎてハードワークな日々が続きます。

    今日は和田郷地のそこかしこで様々な作業を行います。

    まずは長ネギパトロール。

    今週月曜日に定植した苗が倒れていたり、きちんと植わっているかチェック。

    昨日の雨のおかげもあってか、ネギはビシッと葉先まで直立していて新しい住まいを気に入ってくれたみたいです。

    用水路の掃除。

    通称「江浚い(えざらい)」

    溝に溜まった一年分の泥をすくいあげて用水路のつまりがないように。

    えざらいしていると田んぼの修理箇所が見つかったりするので、お米作りの重要なステップです

    午後からはそら豆のイボ竹にひもを通して、一段目の誘引。

    紐からはみ出た茎は次第に交通の妨げに。

    茎が広がらないように紐の内側に入れて、株の形を整えます。

    そして今日は追肥の日。

    花が咲き始めると、栄養が花に集中。

    葉っぱや茎はおざなりに。

    日に日に拡大し続けるそら豆の成長をここで止めるわけにはいかないので、基本的な肥料に微量要素を合わせて追肥散布していきます。

    微量要素とは、植物の成長だけでなく、他の肥料の効率を高めたりする、微量だけど必要な要素。

    欠乏してもダメで、過剰でもよくない。

    かといってそんなことは植物にしか分からないのが農業の難しいところ。

    それでも多くの見識を動員し、こんな時はこうすれば良いという結論を導いて、植物に還元するのが農家の仕事です。

    さらに言わせてもらえるとするなら植えてしまえば勝手に育つ、そんな畑を目指すことが必要です。

    そんな熱のこもった追肥だったので、つい液肥を作りすぎてしまいました。

    なかなか液肥が減らなくて何周もする羽目に。

    次回からは3割減で作ろう。

    明日はさらに気温が高く、さらなるハードワークを強いられそうです。