• 新潟市江南区にあるお米と野菜の会社

    本日はミニトマトのコンテナに増し土として使うための堆肥を頂きに、南区にある中山食茸さんに伺いました。

    堆肥といっても廃菌床。牛糞や鶏糞などの家畜糞とは違う植物性の堆肥です。

    中山食茸さんの堆肥場。

    培地の素材が広葉樹のオガ粉で非常に炭素窒素比が高く、分解しにくい素材ですが何度も切り返して腐熟されてあります。下に染み出ているのはリグニンが分解されてできた、農家にとってありがたい「腐植」のようです。

    生の廃菌床。

    菌糸がびっしりとまとわりついていて土に入れるときのこがじゃんじゃん出てくるほど栄養があります。

    ドリーム和田で使う堆肥はこの完熟した廃菌床と生の廃菌床だけ。

    この堆肥をつかうと、

    一週間ほど定植のタイミングが違いますが、それでもこの時期としては早すぎる生育速度。市販培土追加(右、上)、完熟廃菌床追加(左、下)。

    雑草の生え方も種類も違います。完熟廃菌床なし(右、上)、完熟廃菌床追加(左、下)。

    生の廃菌床だとその効果がさらに高まるので、土壌の物理性の改善と、オガ粉のような高炭素有機物の蓄積が鍵のようです。

    家畜糞のように肥料効果は少ないけれど、だからこそたくさん使えて栽培にとってメリットの多いきのこの培地。今後もたくさん使わせていただきます。

    のびのびと健康に育った植物の対称性、幾何学的パターンは目にも鮮やか。