ネギ苗立ち枯れ病で消毒を使わず、植物の抵抗性を高めたいと考えている。
植物の抵抗性を高める方法として、
播種段階で菌根菌を培土に混和させる方法がある。
ほぼ無菌の培土に選択的に有用な菌株を入れて感染・共生させておけば、病原菌の入る余地がなくなり、菌根菌特有の効率的リン酸吸収・乾燥耐性向上などのメリットも得られる。
ちなみにWPはWettable Powderの略で、農薬的な言い方だと水和剤。
以前使い方を誤って水和せずに播種後直接振りかけてダマになってしまったが、
ペットボトルに菌根菌と水を入れて降り混ぜれば
培土に混和しなくても上から散布でき、ダマにならず培土への浸透性も十分だった。
今のところ菌根菌摂取した箇所の立ち枯れ病は発生していない。