何度も雪下を経験したネギたち。
葉は折られ、首元もぐにゃりと曲げられていた姿は痛々しくも、歴戦の証です。
さらに春の陽気が近づく、これからのシーズンはネギにとっては「トウ立ち」の季節。
「トウ立ち」は「抽苔(ちゅうだい)」とも言われ、ネギ坊主と呼ばれる花を咲かせるために、硬く芯のある茎をのばしてくる現象。
食感が硬く、味も変わってくるので、トウ立ちする前に残ったネギをしっかりと収穫。
丁寧に調整して美味しい状態でお客さんに食べてもらえるように頑張っていきます。
実はネギよりももっと頑張っている奴が…
10月、11月、2回に分けて播種・定植したそら豆は全体に雪が覆いかぶさり、ぺちゃんこに。
それでも葉の緑を失うことなく、じっと耐え忍んでくれていました。
長ネギにとって花を咲かせることは、商品価値の低下を招きますが、そら豆は花を咲かせてこそ。
花が枯れた時に現れるのが莢(サヤ)だからです。
まだまだ小さいそら豆の株。
これからあっという間の大成長。
気が早いようですがそら豆豊作の予感が漂ってきました。