週初めまで高かった気温も落ち込み、週末から来週にかけて曇りマークの多い天気。
過ごしやすい天気な一方、畑にとっては作業のしにくい、じっとり湿り気の多い状態が続きそうです。
幸い晴れた日に、すでにそら豆の畑にマルチを貼っておいたので、最初から苦労することなく圃場準備はばっちりです。
そんな今日もそら豆の作業。
そら豆の種の種撒きを行います。
昨年は新潟直送計画にも出品し、たくさんのお客様から嬉しいお声を頂けたので今年から来年にかけてのそら豆栽培にも気合いが入っています。
込めた気合いの一つとして今年から、より質の高い資材の選定を行いました。
今日使うのは、そら豆の種が「最初に吸う水」に加える資材です。
カラカラ状態で保存された種は、最初に与えた水で細胞の中を満たします。
そこに機能性のある資材が入ることにより、種の代謝を変えようとする試みです。
まずは「腐植酸資材」。
植物ホルモンを誘導することで、病害抵抗性を高めたり、根の活性を高くします。
腐植酸資材は元肥としても使っています。
フリーな腐植酸の「手」が土のミネラルをつなぎとめ、やがて「地力」に。
次にビタミン。
かねてより「植物にビタミンを与えたらどうなるか?」で使っていたビタミンは、実はフミン酸(腐植酸の1種)と相乗効果があるとされています。
さらなる乾燥耐性や、硝酸還元能力(窒素を効率的に使う力)をつけられるかもしれません。
最後に藁をかけて完成。
苗の置き方にも工夫し、徒長しないコンパクトな苗を育てていきます。
今年は順調なスタートを切れました。
来年の6月頃にはどうなるか?
今後が楽しみです。