モワっとした蒸し暑い天気が続きます。
こんな時期に、現れる野菜にとって恐ろしい病気。
「軟腐病(なんぷびょう)」
病原菌は
「エルビニア・カロトボーラ」という細菌です
7月半ばに薬剤を散布したもののこの時期になると罹患したネギをちらほら見かけるように。
罹患したネギは葉鞘(白い部分)が柔らかくなり、自立できないためバタリと倒れています。
引っこ抜いてみると
根から上がちぎれ、変色、じゅくじゅくになっています。
いろんな薬剤はありますが、さすがは難防除病害。
すべてを抑え込むことは難しいようです。
軟腐病対策について調べていると、頻発するキーワードは
「抵抗性誘導」
直接的な病原菌の殺菌ではなく
植物の防御機能を活性化することで免疫力を上げるという方法。
この方法では耐性菌が出現することがほとんどないという。
丁寧に殺菌しても多発するこのような病気に対して、
殺菌成分や抗生物質のようなものを野菜が自然に発生できるよう健康に育てていくことを考えた方がいいのかもしれません。