「健康な野菜には美しい対称性がある!」
こんなおいしい野菜の選び方(自論)を持っていたのですが、そんな説明を誰か理屈っぽく説明してくれないかなと思ったときに出会った本のご紹介。
「形態の生命誌 なぜ生物にカタチがあるのか」
長沼 毅 著
1+1=2
1+2=3
2+3=5
3+5=8
5+8=13
8+13=…
「1,1、2、3、5、8、13…」
簡単な足し算で求められるこの数列にはどうやら深くて神秘的な意味があるらしい。
フィボナッチ数列
と呼ばれるこの数列をもって語られる自然界のルール
「Lシステム」
動物にも植物にも至る所で適用されるこのルールは、
植物はなぜらせん状に葉や花をつけることが光合成に有利だと知っているのか。
ミツバチの巣房の底の構造がなぜパソコンや関数電卓で計算しないと求められない角度の構造で埋められているのか。
という「カタチ」に関する特殊な事例から普遍的なルールを導いていきます。
さらにフィボナッチ数列の数字と数字の倍率がある比率に収束していく。
1:1.618
この数字に見覚えのある方は、この本の内容にどっぷりつかれること間違いなし!
健康な野菜が美しいというのは遠からずといったところで、今後皆さんはスーパーに置かれている野菜がフィボナッチ数列に乗っ取っているかどうか確認してからお買い求めください。