無意識だから大切。
今日は2冊の本のご紹介。
「BREATH 呼吸の科学」
ジェームズ・ネスター 著
二酸化炭素不足。
この時代に何言ってんだと言われそうですが、これは人間の血液内の話。
人間が無意識に行う呼吸という行動。
私たちの体調が「二酸化炭素」という物質の働きで、好循環のループをたどるか、悪循環のループをたどるかが決まるという内容。
ドキュメンタリー口調で語られる呼吸に関する不気味な実験を経て積み上げられた知見は、どうやら「二酸化炭素」を保持することが最適な体を形成する。ということらしい。
二酸化炭素は血液の酸塩基バランスを司るため、それが少ないと血液中のミネラル、そして細胞のATP(エネルギー)を無駄遣いしてしまうという。
ではどうしたら二酸化炭素を保持できるのか。
それについてはこっちの書がお薦め。
「トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法」
パトリック・マキューン 著
この本を読んでよかったのは
血中酸素飽和度を測定し可視化しながら二酸化炭素濃度が高い状態を維持した状態でトレーニングする方法が書かれていること。
簡単で習慣化しやすいですが、そもそもトレーニングの効果が目に見えづらいのが呼吸というもの。
根気よく続けられる人にしかわからないものですね。
呼吸に関する入門書はこの2冊でバッチリです。